ヴィルシーナ
◇ストーカーに悩んでいたシュヴァルグランは信頼できる大人、トレーナーさんとヴィブロス•ヴィルシーナに相談していた。そして…… 「追い詰めたぞ。シュヴァルに付き纏う変態野郎め!」 「シュヴァちをストーカーするなんていい度胸してるねおじさん♡一生独房…
気がつくと私は何の脈略も無くぬいぐるみになっていた。試しに手を動かそうとしたが、その意思に反してピクリとも動かせなかった。 (ふふっ、なるほどね〜意味が分からないことが分かったわ。もしかして新手の転生かしら? 『転生したらぬいぐるみでした』と…
担当の妹、シュヴァルグランがジャパンカップで悲願のG1初勝利をもぎ取ってしばらくした頃。担当の計らいでシュヴァルトレに会う機会に恵まれた。 「もしかして義弟くんにも例の質問するのかしら? 私としては恥ずかしいからやめてほしいんだけど」 「いくら…
◇先着250名限定『爆弾カロリーパフェ』を巡って、とある姉妹が高次元な追いかけっこしていた。 「せーの! 触ったら逮捕〜! パフェに手を♪ お、姉、ちゃん、ごめんなさ〜い!『ごめんなさい』が聞こえない〜? え〜! 粛正! パフェ神! フルーツモリモリレ…
「おねが〜い、お姉ちゃん! 私あのカップルパフェを食べてみたいの〜!」 「でも貴方、近々大事なレースあるんでしょう? 私もそうだし」 「少しぐらい大丈夫だよ〜! ねっ? お姉ちゃん!」 私達は現在、妹の要望で大人気パフェ屋さんに来ている。カップル…
トレーナーさんは早朝くに飛行機へ乗った。今頃ドバイでヴィブロスと一緒にいるのだろう。僕は日本に置いてかれた。何回電話をかけても、折り返しの連絡すらつかなかった。 やっぱり僕は捨てられたんだと落ち込んで落ち込んで、気晴らしに何かしようとしたけ…
場面は9回の表一死1•2塁。名を知らないウマ娘と桐生院葵に四球とヒットをもらい、守護神のシュヴァルグランはピンチに陥っていた。リードはたったの1点。次のバッターはヴィブロス。 すると監督兼選手であるシュヴァルTが自らマウンドに向かい、青ざめた表情…